成人矯正
Adult orthodontics
大人の矯正治療
大人の方の矯正歯科治療も基本的には10代の方のものと変わることはありません。一般的な症例の動的治療期間(装置をつけて実際に歯を動かしている期間)は2年前後となります。
しかし、中には複雑な症例や親知らずを使用するような症例がありますので、その場合には抜歯部位や治療期間が変わってきます。
大人の矯正治療に年齢制限はありません
矯正歯科治療による歯の移動は、ワイヤーやゴムによる矯正力を歯根膜と呼ばれる歯の根のまわりの線維に作用させることにより可能となります。
むし歯の治療で神経がとってあっても、金属やセラミックの冠が被せてあっても、歯と歯を取り巻く(歯周)組織が健康ならば、何歳になっても矯正歯科治療を行うことはできるのです。
また、すでに歯を抜いてしまったところがあったとしても、最適な方法を見つけて治療を進めていきますから、あきらめずにまずはご相談になってみてはいかがでしょうか・・・。
当医院での大人の矯正治療の種類
マルチブラケット装置での矯正
マルチブラケット法とは、歯の表面にブラケットという装置を装着し、連続的にアーチ型のワイヤーを組み込んで3次元的に調節していく方法です。
オーダーメイドの矯正治療を行っています。
お顔の大きさや形が人それぞれ異なるように、歯の大きさ、形、歯列の形態も様々です。
それぞれの大きさや特徴を把握し、矯正歯科治療の要であるワイヤーにその特徴を再現させながら、患者様それぞれの目標に向かって丁寧に歯を動かしていくことが矯正歯科治療を成功に導くと考えています。
矯正科が直接ワイヤーを屈曲するオーダーメードの治療を「 スタンダードエッジワイズ法 」と言います。
当院のマルチブラケットでの矯正治療は、すべてこの方法で行っています。
技術と経験が必要なテクニックですが、緻密に綺麗に歯並びを整えることができます。
矯正治療をする上で大事な事は毎回の歯の動き具合をチェックすることです。
人によって歯の動き具合は必ずしも予想通りとは限りません。
毎回の治療で状態を確認し、修正を行いながら治療ゴールへと進めていきます。
つまりその都度ワイヤーの調節が必要となるため、このスタンダード法が最も適した治療法となるのです。
マルチブラケット装置の種類
当医院での大人の矯正治療の種類
01スタンダードプラン
マルチブラケット装置という固定式の矯正装置をつけて治療を行います。
歯磨きがしにくくなるので、しっかりとしたケアが必要です。
02ホワイトワイヤープラン
ホワイトワイヤーを使用して治療を行います。
目立たずおしゃれなので人気があります。
03インプラント矯正
(矯正歯科のインプラントアンカー)
インプラント矯正ではインプラントを固定源として使用することによって歯の確実な移動が可能となり、その結果治療期間が大幅に短縮され、さらに良い治療結果が得られやすくなります。
こんな症例に向いています
- 上下のかみ合わせが何らかの原因で極端にずれているとき
- 上あごが出ていて抜歯をしても前歯の下げる量がもっとほしい時
- 下あごがでていて後方の奥歯を下げられる余裕のある時
- 開咬症例
- 笑ったとき歯ぐきが見える
簡単かつ違和感の少ない小さなインプラント埋入
インプラント矯正用のインプラントは通常の歯科インプラントのような大掛かりなオペは必要なく簡単に数分で埋め込むことができます。
また、簡単に撤去可能です。
インプラント自体は違和感のすくないものを使用しています。
当医院では株式会社プロシードの直径が短めのものを使用しています。
違和感はほとんどありません。
院内の診療室で15分程度で終わります。
感染防止も徹底的に
埋入するときは、滅菌下で厳重に行います。感染してしまうと、インプラントの脱離や腫れにつながります。そのためには苦い消毒液をしようすることもあります。
ワイヤーだけでは難しかった歯の移動も可能に
インプラント矯正により通常ではなかなか動かせない方向に歯を動かす治療が可能になりました。延びてしまった歯を短くする事が可能になりガミースマイルのような症例にも適応可能です。
治療期間の短縮にも
インプラントを支えにする事により治療期間を短縮する事が可能な場合があります。
例えば通常、裏側からの矯正ですと時間がかかってしまう場合が多いのですが、
インプラントを併用する事により治療期間の短縮が期待できます。
04部分矯正
前歯のピンポイント矯正は気になる箇所だけきれいに並べる矯正治療です。
部分矯正について05マウスピース矯正
歯の並びだけでなくかみ合わせも考慮した 立体的(3次元)なマウスピースシステムです。
マウスピース矯正について